5/4 プレストン preston
この日はプレストンというところに行くことになりました。英国人の友人が一緒です。と、いうか、そのさらに友達に会うためなんですけど。今回の旅行は知らない人と会う機会が多くて、嬉しさ半分、緊張感半分といったところでしょうかね。今回は女性の友達のようです。英国人の友人関係って、かなり長く続くみたいですな。それぞれに長いつきあいの友達がいるようであります。

この日は列車で行くことにした。30分くらいで着くし。やっぱり列車のほうが何かと楽しい感じはしますな。


プレストンの中心部
プレストン!ただの田舎町かと思ったら、そこそこちゃんとした町じゃねーか。大きくはなさそうだけど、普通に過ごせそうな地方都市であります。もうこの辺に来ると、全部田舎町だと思ってバカにしてましたな。町の雰囲気も悪くないよ。

とりあえず町のハイストリートを歩く。
英国の地方都市は、町によって少しだけ雰囲気が違う。やっぱり全体的には茶色っぽい建物のイメージがありますな。ただ、最近はどこへ行っても同じ店のチェーン店が、英国中にはびこっている感じは正直した。日本でも同じなんだろうけど、フランチャイズが小さな個人店を潰していった結果なのかな、と思うと寂しい限りであります。この町のハイストリートも、いつもの英国の商店街の雰囲気でありますわ。


ハリス・ミュージアム
さて、ハリス・ミュージアム前に到着!
なかなか古いいい建物ですね。シティ・ホールのような趣であります。ま、英国の建物って全部、日本の市役所みたいなもんですけどね。

それらきし人は見あたりませんな・・・・と思ったところで、現れた女性。どうやらこの人らしい・・・・・わ〜・・・・2人は抱き合っております、ま、いい友達なんだろうし、久しぶりに会ったようですので、心温まる抱擁といったもんでしょうか・・・・・と、思ったらこちらにも抱きついてこられました〜・・・・・英国人ってこんなにスキンシップ好きだったっけ?こちらは日本人なので、どうもこういった友達同士の抱擁って、加減がわからないような ところがあります。しかも初めて会った人だし。

Very Pleased to Meet Youとかなんとか言われました。こちらももちろんPleased to Meet You Tooと言うのでした。

日本語にも、お会いできて光栄です、などという言い回しはありますが、そんなに使わないですよね。有名人とか偉い人には使うかもしれんが、友達の友達にはあまり言った覚えがないですわ。しかし、なぜか英語だと平気で言えてしまったりするんだなあ・・・これが。


ハリス・ミュージアム付近

ハリス・ミュージアムの展示は、基本的にプレストンの歴史と産業を紹介するもの。ここも、綿産業で栄えた町のようですね。昔は有名な綿工場があったようです。

博物館部の見学が終わったところで、ちょっと休憩に1階にあったティールームへと行きました。
ま、基本的には2人の会話を聞いているだけという感じ。いろいろ仕事や人間関係のグチが多くなってしまうのは、英国人でもまったく同じようではあります。

ここでも、やっぱり津波のことは聞かれましたわ。自分の住んでいるところは、ほとんど影響なかったということを言ったら、驚いていたな・・・・・やっぱり外国の人がニュースを見ていた感覚では、日本全土が海に沈没って印象のようではあります。しかしそれにしても宗教のことまで聞かれるとは思わなかったわ。ちょっと答えに困ったりしたのでした。

そのあと、さらにアート・ギャラリー部に行きましたけど、しかしこの女性、よく喋ります。もう、いいかげん笑いましたわ。わりと天真爛漫なタイプのようであります。最後には美術館の係員に”作品に触らないように!”・・・などと注意まで受けておりました。


アート・ギャラリー内

古典的な油絵がある中で、モダン・アートもちらほらとある感じです。ここでは係員の人が我々に近寄ってきて、ひととおり説明までしてくれました。一番印象的だったのは、世界の原油量の現在値がカウンターで表示されていたもの。単位がよくわからなかったですけど・・・・多分、バレルじゃないかと。
当然、すごい勢いで減っていくカウンターの数字。こういった作品って、説明されなきゃわからなく通り過ぎただろうな・・・・っていうこともあって、教えてくれた人に感謝です。

いや、ホントにこの辺の北イングランドの人っていい人が多い印象ですわ。まったくいつものことですが、住んでしまいたくなりました。前も書いたけど、荒くれ北イングランド人を想像していた自分には意外な驚きでした。どっちかっていうと、日本人帰れ!ぐらいの勢いのことは言われそうな土地だと思っていたんだけど・・・・嬉しい誤算でしたわ。
あんまり多国籍化しすぎていないのも好印象ですな。

ということで、だらだらと見学したんで結構時間が経ちました。女性とはここでお別れのようです・・・・あ、またハグされましたわ。ブラックプールのファニーガールズというショーは絶対見たほうがいい、と言ってます。たしかにホテルからそう遠くないところに、ファニーガールズっていうショーらしきものやっていたなあ・・・・・
では、プレストンには、ほかにはあまり見るところもなさそうなのでブラックプールへと帰ることにしました。

とりあえず、行き当たりばったりで、タイ・レストランで食事。日英通してタイレストランってあまり来たことがないんだけど、トムヤンクンとタイカレーという定番を食してみました。結構辛かったな、これ。

で、食事が終わった後に、さっそくやってきましたファニーガールズ。友人は立ち席を購入しました。立ち席ってどうゆうことか理解不能な自分。しかも、ステージの前はバーのカウンターになっていてお酒を注文できます・・・・・7時頃から、まず会場のリクエストを中心としたDJが開始されます。だいたいこのファニーガールズっていうタイトルからして想像つくように、DJの人は女装した男性のようですな。あと、8時ころからは、ショーとDJを交互に行うスタイル。


ファニー・ガールズのショー

ショーって言ってもミュージカルのようなものではなくて、歌と踊りを中心としたもの。どうやら、全員が男性のようであります。ま、正直言って日本のゲイバーのショーみたいなモンではないでしょうか。ゲイバーに行ったことありませんが・・・

だんだんどういったところなのか、ポイントをつかみつつある自分。これは、ショー付きの飲み屋として考えたほうがスッキリわかりやすいのではないかと。立ち席っていうのも面白いよね。ま、クラブ系の乗りで行くのが正解なのかと思う。クラブにも行ったことありませんが・・・・・

結局、最後までいました。だいたい夜11時半くらいで終わります。え〜と・・・・ビールを数杯飲んだような気がするけど、何杯だったかは覚えてないなあ・・・・・・平日っていうこともあって、客はあまりいなくて大盛り上がりにはならなかったけど、いやーこれはまさに娯楽の町ブラックプール!って感じのショーです。

客は普通に地元の人やら観光客が来ているので、ブラックプールに来たらぜひ行ってみましょう。1人で行くにはちょっと行きづらいんだけど、勇気があったら1人で立ち席で入れば、他の客に紛れて楽しめるかも。
ホントは3〜4人で ボックスの席に座って盛り上がるのが、いちばんいい見かたのような気がします。
あんまり覚えていないんだけど、チケットは安かったと思う。お酒はちょっと高めだったかな。

さて、ブラックプールもこれが最後の夜となってしまいました。明日は、ロンドンへと帰ります。

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