5/5　ブラックプールタワー　blackpool tower
さて、ロンドンへ帰る日となってしまいました〜・・・・・列車の出発まで時間があるので、ブラックプールタワーへ行ってみることにしました。とりあえず、フロントに荷物を預けてチェックアウトしてしまいます。

海岸側から見たタワー

さすがに４〜５泊して、毎日同じ朝食を食うと飽きますな。とは言いつつ、いろいろ変化を持たせてみたりして、結局はイングリッシュブレックファースト三昧の毎日。体重の増加が気にかかるところです。

なぜ、この日までタワーに行かなかったかというと、工事中のためにほとんど開いてなかったんですょ〜・・・・行っても下から見上げるだけにしかならんモンで、せめてボール・ルームだけは見なくちゃ行けないということで、開場している日を選んでいるうちに最終日となってしまいましたわ。

日本からはほとんど行く人がいないと思われるブラックプール。実際、日本人なんて１人も出会いませんでした。どこの町に行っても、１人くらいいるはずなんだけど・・・・日本人どころかアジア系の人も、ホテルの受付を除けば見なかったなあ・・・・・ホテルの受付の人も、英語の名前が付いていたところをみると、アジア系英国人のようだし・・・・

ああ、そういえばタイレストランにはタイの方らしき人がいたな。ああ、それからインディアン・レストランもインド人らしき店の人がいたけど・・・・


ボール・ルーム しかし、そんな英国人専用の娯楽都市ブラックプールで、日本人に馴染みのある場所があるとすれば、このタワーのボール・ルームです。
映画”Shall We Danse?"のダンス選手権が行われたのが、タワーのボール・ルームであります。
実際には、選手権はウィンター・ガーデンのほうで開かれているようですが、映画の撮影はタワー内で撮影されていたようですね。

実は、"Shall We Dance?"は見ていない自分なのであった。リチャード・ギア版のほうは見たんだが・・・・・あちらはブラックプールとは関係ない映画になっていたからなあ・・・・

ということで、映画に思い入れがあるのかないのか・・・・実はたいしてないのですが、やはり見なくちゃいけない・・・などという思いがありまして・・・・・・・せっかく来たのにダンスのメッカを見ないで帰るわけにはいかねーぜ・・・・と、思ったりして・・・・・え〜と、ま、時間が余っていることもありまして、出発前に訪れることにしました。言い訳が長いわ！


外観は損傷が激しいようです タワーの開場時間前に着いてしまったので、入り口でシャッターが開くのを待つこと１５分くらい。やっぱり時間ぴったりに開くって感じじゃないんだよな、英国って。な〜んとなくのんびりと５分〜１０分が過ぎてしまいます。ま、時計で計ったように開ける日本のほうが異常って気も確かにする。

ボールルームのほかにも施設はあるんだけど、この日はあんまり開いている箇所がなくて、ジャングルジムなどという子供用のプレースペースとの共通チケットが売っていました。
でも必要ないので、ボールルームだけのチケットにしておきまっせ。あんまり時間もないことですし・・・・

おうおう、朝っぱらから夜の社交界みたいな雰囲気ですな。
ホールの片隅にはバーらしきカウンターがある。まさか、朝っぱら酒を売ってるわけでは・・・・あ、売ってるようです。


シニアの方たちが練習してました ホールのほうには、もうすでに常連さんらしきシニアの方たちが数名集まっておりますだ。せっかくだから写真を！できれば踊っている写真を写したいと思って、なんどかシャッターを押してはみるものの、ほんの数秒踊ったかと思うと、止めてしまう方たち。練習なんだろうけど、もう少し真ん中で踊ってくださいよ〜・・・。
写真は数十枚撮ったものの中で、やっと真ん中へんで２組が踊っているのが撮れたものであります。シニアの方たち、体力がないのか、気恥ずかしいのか、すぐに引っ込んでしまいます。

開場のステージではエレクトーンのような機械で演奏をしています。とてもお上手です。しかしスタンダードなダンス音楽やらジャズの音色。ほんとに夜の歌謡ショーのような雰囲気です。なんか違うか？


ボール・ルーム天井のデコレーション ホール自体はとても古い造りで格式のあるような感じです。タワーのこ汚い外観からは想像もできない凝った造り。映画の撮影時には、ドレスコードがあってタキシード着て撮影したとか書いてあるとこがあるけど、観光客が見学する分には私服でＯＫのようです。

大衆娯楽の町ブラックプールといっても、ここだけは伝統と文化を感させますな。行って良かったですわ。ホールの外の通路なんかも、昔の映画館を連想させるような古くささがあって良いです。

ということで、タワーも見たことだしホテルへ帰って荷物を受け取ります。いつでも帰りの旅行は空しいもんですわ。
駅で待っていたら、雨がちらついてきたのでありました。