5/3 マンチェスター manchester
さて、せっかくブラックプールまで来たのだからと、この日はマンチェスターへと行ってみることにした。
とりあえず、バスで向かいます。ちょっと面倒だけど安くていいんだわさ。
シートベルトの着用義務があるらしい・・・・・お!肩からかけるタイプ。バスでは珍しいですな・・・・・・しかし、キツい!子供用じゃねーのか、と思うくらい。決して自分がデブだからではないと思う・・・・けど。
いや、ホントにきついわ。途中で具合が悪くなりそうなキツさですよこれは!長さを調整できるんだろうけど、よくわからんので我慢したままマンチェスターへ到着したのであった。


シティ・ホールのあたり

バス・ターミナルは、ほどよく町の中心にある。ま、シティ・ホールとやらにまず向かいます。
なかなか古くていい建物ですな。ブラックプールにはこのような建物がないので、いっそう見応えを感じます。そうそう、やっぱり英国は、古い建物がなくてはならんと思う。

マンチェスターは英国第2の都市だし、ブラックプールに比べたらすごい都会だけど、町の中の雰囲気は結構のんびりした感じがある。そんなにあくせくした感じがありませんだよ。そこそこ都会っぽいけど、人口密集した雰囲気も人ゴミに押される感じもありませんな。頭の中でイメージしていたマンチェスターよりは、ずっとこぢんまりした地方都市の雰囲気です。結構落ち着ける感じがします。
さて、マンチェスターのホームページにも載っていた、図書館とやらに行こうとしたら、シティ・ライブラリーの看板を発見!
ここだろう・・・と思って入ったんだけど・・・・なにかホームページで見た古い建物の雰囲気と違うような・・・・2階に上がってみても、普通の図書館のような・・・・・・一般の市民しか来ていないような・・・・・でも、こんなものだったかなあ・・・などと思って外に出てきました。

ついでにすぐ隣にあった、カフェ・ネロに入った。もう昼になってしまったぜ。バスは列車に比べると時間がかかるのが難点ですな。


ジョン・ライランズ・ライブラリー内

で、外に出てうろついてたら別の建物の垂れ幕に書いてあるわ、ジョン・ライランズ・ライブラリー!あ、あれか?もしかして・・・・・入ってみたら、土産物屋の売店が1階にあった。
そうそう観光地はこうじゃないといけません。さっきのは、まったくの普通の図書館だったようで・・・・
展示物としては、それほど見応えあるって感じじゃないんだけど、中の建物の造りなんぞは、なかなか古き歴史の深さを感じさせるものになっておりますわ。よかった、よかった。ちゃんと見つけることができて・・・・もう少しで、ただのシティ・ライブラリーがジョン・ライランズ図書館だと勘違いしたまま帰るところだったな。
修理中で立ち入り禁止箇所があったのが残念ですわ。


マンチェスター大聖堂
はて、続いてどうするかと思ったが、マンチェスター大聖堂に向かいました。あんまり観光地としてはお勧めされてないようだけど・・・・・・・

見た目は普通の大聖堂です。大聖堂って言うわりにはこぢんまり感があります。大聖堂っていう日本語が合わないのかもしれん。
建物の中にはいると、想像していたよりもガラんとした雰囲気。一瞬、ここは倉庫なのではないかと思うような何もなさ、ホコリっぽさに包まれています。あんまり観光地としては力を入れてない雰囲気がありありですな。
礼拝堂らしき部分だけがきちんとしてました。あとはホントに物置かと思った。いいんか、神に仕えるものがこれで。
見た目で考えるよりも、中は広々としています。外から見たら小さな大聖堂。中に入ると結構広い。だからなおさら何もないように見えてしまう不思議なところでありますな。

大聖堂を見終わったあとは川沿いに歩いていきます。結構サラリーマンとか多いですな。中心地ですからね、そりゃ多いんだろうけど、どうもマンチェスターのイメージと違ったな。
個人的な勝手なイメージとして、マンチェスター・ユナイテッドのフーリガンとか、態度の悪いロックバンドのオアシスみたいなものを無意識にマンチェスターの典型としてインプットされてましたから・・・・・・ええ、なんというか普通の人が多いです。さっき入ったカフェ・ネロの店員もずいぶん感じが良かったしなあ・・・・ロンドンより親切そうな人が多いかも。

普通の人が多い、っていう感想も失礼なもんだな・・・・いや、想像以上に紳士的な人が多いですよ。北部に来たからと言って急に荒くれ男が増えるというわけではなさそうです。むしろ外国人の多いロンドンのほうが、人間的には怪しい。


科学産業博物館・エアー&スペース

てなこと考えているうちに科学産業博物館に到着。ブラックプールと違って、ここの観光施設は無料が多いのが嬉しいところ。
産業といえば、綿らしい。そうういえば学校の教科書であったよなあ・・・・産業革命・マンチェスター・綿みたいの。綿産業の歴史についてはかなり詳しく展示されております。

この博物館はかなり広くて、飛行機宇宙博物館・ガス博物館・発電博物館などといろいろな分野に渡って展示されているようだ。下水博物館なんて結構意外に面白かった。
下水の開発分野でいえば、英国、かなり進んでいた様子。
多分、コレラなんかが流行したせいなんじゃないかな。

博物館見学にかなりの時間を費やしてしまいました。ホントは美術館も何件か回る予定ではあったんだが、時間がないのと歩くと遠いこともあって断念してしまいました。


マンチェスター市内
そこからバス・ステーションまで戻る道路には、路面電車が走っています。なかなかモダーンなもので便利そう。古い建物が建ち並ぶ町中を走る姿がかっこいいですわ。

マンチェスターにも中華街があるようですね。中華の門が建っていて中国料理らしき店がたくさんありました。そこに行くと中国人らしき人たちも結構歩いています。

マンチェスターは英国第2の都市ですから移民も多いんでしょうけど、その中華街を除けばあんまり外国人らしき人たちを見なかったな。観光客もそんなに見ないしな。英国人比率が意外と高いような印象ですわ。
というわけで、あわただしく
バスへと乗り込みマンチェスターをあとにしたのでありました。結構いい町ですよ。自分はかなり好きな感じです。住んでしまいたくなりました・・・・いつものことですが。 海がないのだけが少し残念です。

夕食はブラックプールのホテル近くにて、インド料理のJALIと言う店に入りました。地元ではかなり有名らしい。
インド料理は、英国のどこへ行っても安心できますな。普通においしいです。多少値段が張るかなという気がしなくともないけど、英国のレストランなんてどこへ行っても高いから、しょうがない感じもします。
さて、明日はプレストンというところに行く予定です。


the imperial, blackpool 泊