5/2 リバプール liverpool
さて、孤独な集会を体験した翌日も、路面電車マニアの方たちのツアーに同行することにしました。ツアーまで一緒は、どうかなと思ったのですが、リバプールバーケンヘッドというところまで行くので、せっかくだから行ってみることにした。

ツアーは、バスで向かうのであった。さすがにブラックプールからは結構時間かかったけど・・・・・リバプールにはマージー川が流れていて、その対岸にあるのがバーケンヘッドです。


バーケンヘッドに到着すると、さっそくですが路面電車へ乗り換えてフェリー乗り場付近の終点まで行きます。


バーケンヘッドの路面電車
さすが、マニアの方々はこのような、知る人ぞ知るような路線に楽しそうです。
車両は中国製だって言ってます・・・・・・詳しい奴らだな〜まったく。香港あたりの車両なんでしょうかね。

それにしても、外観はユニオンフラッグで派手に飾られています。写真じゃよく見えないと思うけど、ウィリアム王子夫妻の写真付きの国旗が付けられています。そういえば、英国に到着した4月29日に結婚式があったんだよな〜・・・・自分が英国に到着した時点で、もう終わってたみたいだけど。
しかし、めでたい気持ちよりも、恥ずかしい気持ちのほうが勝ってしまう路面電車の飾り付け。控えめにして欲しかった。
しかし、川沿いの駅に到着したら観光客が写真を撮ったりして、みんなうれしそうに乗車待ちしているみたいだから、これはこれで人気があるようではあります。よくわからんが、なかなか楽しい地方の路面電車なのであった。

こっから自由時間となりました・・・・・待ってました、リバプールの中心地まで行くのだよ・・・・・行くのはいいけど、帰りのバス出発時刻まで、あまり余裕がないのが気がかりです。
しかもフェリーの出発が間が空いているので、フェリー乗り場で待つこと数十分。リバプールでの自由行動は少々キビシイものがありますな。


これがマージー川のフェリーボートです
しかし、とりあえずマージー川をフェリーで渡るだけでも、特別な気分ですな。”マージー河のフェリーボート”という有名な60年代ポップスの曲があるんだよ。自分が聞いたのはカバーバージョンだったんだけど。
これが、マージー河のフェリーなんだ〜・・と、感無量になること数分。この日は休日なこともあり、結構混んでますわ。

リバプール!結構、都会じゃないですか。古い建物なんかも荘厳な感じがして、とてもいい町のようです。そこそこキレイでシャレた感じもあるし。


ピア・ヘッド周辺
フェリーは無事にピア・ヘッドに到着!このあたりのビルはなかなか壮観。観光客もかなりいる。

奥の方にリバプール博物館らしきものが見えたので行ってみようと思ったが、あれ?なんだかデカデカと、2012年オープンみたいな垂れ幕が・・・・・・・こ、これは!・・・・・残念ですが、今回は断念することにします。

もう少し歩いていけば、ほかにも見るところがたくさんありそうなんだけどなあ・・・・・・しかし帰りのバスの時間のことを考えると、あまり遠くまでは行ってられないので、しょうがないからこのピア・ヘッドのあたりをうろつくだけにしますだよ。リバプールは、いつかもう一度来てみたいところだなあ・・・・・・町の雰囲気はとてもいい。想像してたよりも観光地としてかなり整理・開発されている感じがありますな。

ピアヘッドのあたりでは露天なんかも出ていて、ウマそう。
露天でジャンクフード!ということも考えたんだけど、まともにカフェに入ることとした。やっぱ落ち着くしね。カプチーノはどこで飲んでもウマイ!またまたケーキも食ってしまった。


マージー川対岸から見たリバプール中心地
カフェのビルの中には、ビートルズ・ストーリーという博物館があった。一瞬入るかどうか迷いに迷ったあげく、止めてしまった。15ポンドは高いのでないだろうか、30分くらいしか見ていられないしな・・・・・・セコいようだが、売店だけを見て回って止めてしまった。わざわざ日本から来たのに、何を自分はケチっているのかわからんが・・・・・・ローリング・ストーンズだったら躊躇なく入った気もするあたりが、こだわりっていうことで理解
する自分なのであった。

帰りのフェリーはなぜか行きの時よりも、長いルートで運行されていた。その分、河から見られるリバプールの景色もいろいろ堪能できます。
しかしそれにしてもこのフェリーは大人気ですな。座るところを探さないとならないくらい。甲板の席は、それはそれは風が強いけれど、とても気持ちがいいです。
そういえば、ありがちな”マージー川のフェリーボート”のエンドレスプレイはされていないようだな。繰り返し聞かされるとウンザリなんですが、まったくかからないと、これはこれで寂しかったりする。


Uボート博物館

ウッドサイドに到着したら、まだちょっと時間があったのでフェリー乗り場にあったUボートの博物館に入ってみた。

なぜにドイツのUボートがここにあるのか、さっぱりわからなかった。はて、リバプールとドイツ軍の潜水艦になんの関係が・・・・いつもはおざなりに見ている解説ボードもじっくり読む。

どうやら敗戦したのに、負けを認めないUボート乗組員が捕虜を乗せたまま逃亡していて、結局リバプール近くで沈没ということらしい。乗組員が死んだのか、捕虜が無事だったのか、ということまでは読みとれなかった。 乗務員は逃げたっぽいが。

実際のUボートも飾られています。写真も撮ったけど、錆びた鉄のガラクタにしか見えないので、博物館内部の写真を載せ
ておきますわ。

ドイツ軍・・・・なかなかやるな。あきらめ悪くてよろしい。日本人と相通ずるものがあるな、これは。
この博物館、ガイドブックはおろかネットの地図でさえ出てこないものだけど、なかなかいいじゃねーか。ガイドブックの観光施設の選ばれ方って不思議なものだな、とちょっと思う。

さて、帰りも路面電車移動してから、バスにてブラックプールまで帰りました。短いリバプール滞在だったけど、これはこれで良かった。リバプールはまたの機会にじっくり見てみたい町であります。

さて、ブラックプールで夕食をということで向かったのが、ハリー・ラムスデンというフィッシュ&チップスの店。英国では結構有名なチェーン店です。前はヒースロー空港にもあった気がする。
ま、特段ウマイ!っていうわけではないものの、普通においしいですね。ファミレスっぽい感じはする。

しかしそれにしても、夜7時だっていうのに客がほとんどいない。3組だけ。週末は客が並んでるらしいんだけど・・・・
ま、連休が今日で終わりだからね〜・・・・皆、家に帰ったようであります。町中もものすごい静か。
ブラックプールは休みの日以外だと、とても静かになることを実感した次第でありました。


the imperial, blackpool 泊