シリアス・ドラマ 2000~  seriosu : drama

28日後 2002英
28 days later 

これはトレインスポッティングの監督作です。最初見ていた印象は、ただのB級ホラーSF映画だったんですが、見ていくうちに引き込まれますね。誰もいないロンドンの風景も綺麗です。
でも、これはもう有名な映画になってるみたいだから説明の必要はなさそう。続編には28週後、そのあとには28ヶ月後もあるみたいですよ。さらに28年後、28世紀後までアイディアと人気が続くかどうか・・・・・・この次の作品”28週後”を見た印象で言うと、もう止めといたほうがいいと思う。
ちなみに2作目は別の監督さんです。

プライドと偏見 2005仏英合作
pride & prejudice 

昔、英国のテレビで人気のあった。”高慢と偏見”の映画版リメイクです。原作はジェーン・オースティン。こういったコスチューム恋愛映画ものには欠かせない作家ですね。
正直、男にはちょっとキツい。くだらね。好きにしろ・・・・といった話ではありますね。どうせうまくいくんだし。
ところで、原作の日本語タイトルは”自負と偏見”。テレビドラマになったときは”高慢と偏見”。映画になって”プライドと偏見”。どうやら女性にとって恋愛の障害はプライドのようではあります。キーラ・ナイトレーはよく出てくるな。キレイですね。

つぐない  2007英仏合作
atonement 

というわけで、キーラ・ナイトレーは文芸作品に偏向していき、この”つぐない”に至るわけですな。ただ、見た目だけでいうと、文芸作品が合っている。ケイト・ブランシェットがどこかイモっぽいねーちゃん役にハマってしまうのに対し、ちょっとした気品が漂うあたりが良い。才能はどうか知りませんが。
こういった最後にどんでん返しする話って大好きです。これは名作だ。日本語タイトルの演歌のカラオケみたいなセンスも、この際だから許しましょう。やっぱり男が恋愛小説を書くと、女性とはちょっと視線が違うんだなと思います。

スラムドッグ$ミリオネア 2007英
slumdog millionaire 

これは、アカデミー賞でかなり評判になったから有名でしょう。英国映画なのにイギリス英語が堪能できない映画でもあります。インド移民って、かなり一般的な存在ですからね、英国では。それをクイズ・ミリオネアと絡ませたあたりが、うまかったのではないでしょうか。
インドの人たちの生活は厳しく、貧しい。でもそれを映像にしたがる英国人の体質みたいなものも、ちょーっと疑問があったりします。無意識の見下しみたいなもんかなと思ったりする。
しかしながら映画はとてもいいですし、見たほうがいい作品です。

博士と彼女のセオリー 2014英
the theory of everything 

物理学者のA.ホーキンズの伝記映画です。なかなか感動できるいい映画になっています。この日本語タイトルが、恋愛に焦点あるような感じで、最初はどうかなと思ったのですが、たしかに2人の関係に重点が置かれている映画なのかもしれません。ホーキンズ博士の何が偉大なのかは、あんまり伝わってこない。ヘタに小難しい部分は省いていくと、こうゆう感じになるのかな・・という気はする。一番の見どころは、この半身不随、最後には会話ができなくなった博士役・エディ・レッドメインの演技でしょうね。ホーキンズさんは、この後2018年に亡くなっています。

劇場版ダウントン・アビー 2019英米合作
downton abbey the motion picture 

ダウントン・アビーです。これは劇場版特別編としてみれば、なかなか楽しめます。ネタばれしてしまうと、王室が来賓して、ドタバタするいつものパターンではあります。しかしテレビ版であったようなドロドロした人間関係はあまりなくて、なんとなく全体的にめでたしめでたし、と進んでしまう感じで、深いものはあまりないかな。それでいいような気もします。要するにテレビ版だけでは物足りない人たちに向けた、同窓会的なものなのかもしれない。全体的にダウントン・アビー的な世界が堪能できる映画なのであります。