シリアス・ドラマ 1990~2000  serious : drama
ハワーズ・エンド howard's end 1992英日合作

いきなり古典的な作品を紹介してしまいますが、アンソニーホプキンス主演の名作のようであります。内容は中流階級の家をめぐる権利争い・・・・というもので、英国社会の一つの側面でもあります。
ただ・・・ハリウッド映画のドッスン・バッタンした展開に慣れた目には、この映画は退屈かも知れません。
A・ホプキンスはウェールズ出身で現在アメリカ在住です。だから、バリバリのイギリス英語とはちょっと違うんだよね。


日の名残り remain of the day 1993英米合作

こちらもポッシュな表現満載。恋愛劇としてもストレスが溜まりそうな慎ましさ。さすが英国人。
このエマ・トンプソンという女優の英語ですが、今の英国のクイーンズイングリッシュ/RPの代表的な俳優なのではないでしょうか。すごいです。早いです。
こういった英語も聞いておいたほうが勉強にはなりますね。ハワーズエンドの欄にホプキンスの英語はちょっと・・・・と書きましたが、よく聞くと、ここではかなりいい英語ですね。控え目な表現、ひねった表現を身につけたい人向けかな?あ、ここにもヒューグラント出現。


トレインスポッティング trainspotting 1996英

これも英国映画の中では有名なようですよね。日本では公開当時よりも、あとからユアン・マクレガー人気で再評価された感じがします。
話は、ドラック中毒の若者の話で、お世辞にもいい話ではありません。この映画は見る人によって、好き嫌いが分かれそうな気がします。
自分はどちらかというと、引いてしまったほうなんですけど。でも、話題作であることには変わりはありません。
スコットランドが舞台で、かなりアクセントも強い。小説のほうがもっと理解に苦しむらしいです。


エリザベス elizabeth 1998英

すごいねえ・・ケイト・ブランシェット!いろいろな作品に出てきますが、作品ごとに顔が違うほど、役になりきっている。ここでは当然、ちょっと強い女王様です。ゴールデンエイジのほうが有名になっちゃたのかも知れないけど、作品としては、この1作目のほうが良くできてるんじゃないかな。
王位に就くまでのエリザベスであります。王室を題材に映画が作れるあたりが、英国の文化・芸術の奥の深さを読みとれるわけです。日本で第2次大戦中の天皇陛下の苦悩なんていうのを映画にできるとは思えない。いい映画になるはずなんだが。英語はやっぱり気取ってはいます。