空港ってどう思いますか?2002/03/23
たまにテレビを見ていて、ヒースロー空港の内部からの中継なんかがあったります。(BBCニュースですけどね。)その映像を見たときに、もう、なんと言いますか、言いようのない気分におそわれることがあります。
また行きたいなあ・・・・これは当然ありますが、どうも感じるのはそういうことじゃない。言いようのない緊張が胸によみがえる感じです。一瞬、胃が痛くなるような気さえしちゃったりします。

たしかに初めての海外旅行で初めて外国に降りたったのがヒースロー。そこでジュネーブ行きの便に乗り換えるまで、3時間くらいはあったでしょうか。あの映像がもう自分の海外旅行の緊張感のすべてではなかったかと思えるくらいであります。


シャーロックホームズ゙博物館内部

航空機を降りてはたしてどうやってジュネーブ行きの乗り場までたどり着いたのか、今考えると不思議なほどであります。

あ、いちおうビギナーのために言っておきますが、内部の表示板等は非常にわかりやすいので、迷うことはありません。大丈夫ですよ。

テレビの映像を見ていて思うのは、空港の色使いの違い。ブリティッシュエアウェイズのあのエンジ色を見ただけで、緊張しそうです。

そうそう、やっぱり飛行機を降りてから、通路を延々と歩いた気がしますが、その間印象に残っているのは、やっぱりあのエンジ色濃紺色。日本とはどうも色使いが違うのではないで しょうか。日本だと赤!青!で、なければパステルカラー!なんてとこがデザインとしては好きですよね。

でもヒースローが何となく薄暗く、それでいて、ああ、外国だなあと思う部分があるとしたら、あの色使いなんじゃないでしょうか。
あと、もう一つ。ビジネスマンが非常に多くて、しかも皆一様に黒や濃紺を着ているのも、緊張感を増しますなあ・・・開放感に乏しいって感じですかね。
一つには、ジュネーブ行きがターミナル1だったということもありそうです。ここは当然一番古いターミナルですし、日本からの直行便は来ないところですので、ヨーロッパ便が中心なのです。つまり日本人観光客が少ない。しかもビジネス客が多いってことで、他のターミナルとはこれまた一風変わった雰囲気のところでもありました。

喫煙所はガラスで囲まれたところにベンチが並んでるんですが、ここがまた退廃的な気分にさせるところです。どう見てもやり手のビジネスマンなどいない。どうも階層的にはやや下の雰囲気があります。その中で近所のおばちゃん風の人がいたりすると、ちょっとホッとしますね。当然、ガラ悪そうな兄ちゃんたちもいますけど・・・・
誰も彼も、無言でたばこを吸ってるだけ・・・・騒ぐ若者もなければ、はしゃぐガキんちょもいません。全体的に空港内で言えることですが、みんなそれぞれ話は盛り上がっているんでしょうけど、キャーキャー騒いでいる集団っていないよなあ・・・・そこがなんか決定的な日本との公共の場における違いです。
そう、それがうるさくなくて落ち着いていい!ということは言えますね。ロンドンの町中全部ですけどね。とは言え、その落ち着き加減が、初めての海外旅行者にとっては、楽しさよりも息苦しさを感じてしまう場合もあるのも事実なのでありますよ。

いやあ・・それにしても自分にとってはヒースローはせつなさ緊張を感じてしまう場所です。WHSmithの看板を見ただけで吐きそうです。(それは嘘です・・・)