マークス&スペンサー2002/02/01
久しぶりにエッセイ書いてしまいます。
な、なにも、サボっていたわけではありません。パソコン内のホームページのファイルが、ムチャクチャに壊れてしまったのでしたよ。それを直すのに時間かかるわ・・・ホームページのデザイン変更までしてしまったもんで、エッセイは一時中止しておりましただよ・・・・・たしかに、サボってたけど・・・・

それともうひとつ、そろそろネタ切れ・・・・っていうのもあったのですよ。もう2年近くになるわけですからなあ・・・・忘れてしまうってもんです。で、気分的にそろそろエッセイ集も限界がきてるのであろうかと。

しかし最近、何かにつけて思い出すことも増えてきているのですよ、しかし時間たってから思い出すとは・・・・老人のようで怖い。


オックスフォードサーカス

で、ロンドンの風景でちょっと意外、といいますか、あらら・・・と思ったのが、マークス&スペンサーなのであります。
入ったのは、オックスフォードサーカス近くにあるマークス&スペンサーです。近くもなかったかな?
あ、一応このホームページは初心者のためののもなので、書いておきますが、ロンドンにあるデパートです。
庶民的なデパートで、日本でいえばイトーヨーカ堂などの大型スーパーっぽいデパートなのですよ。 英国のいたるところにある超有名チェーンです。やっぱりヨーカドーっぽい。

入ってみた雰囲気は、まず第一に、日本の地方都市にあるローカルデパートみたいな気分になる・・・・ってもんです。ディスプレイや商品も日本のスーパー並のものじゃないでしょうか。
シンプルかつリーズナブルなお値段・・・っていうのがここのいいところでもあるのですが、正直言って垢抜けない感じがするのは否めない。

さらに自分の場合、当然ですが紳士服売り場へと行ったわけですが、シャツやら下着やら見て回って、ううう・・んん・・・・買いたいものが・・・ない。
ちょっと、シンプルすぎやしないでしょうかね。マークスさん・・・・(そんな人いないけど・・・)
シンプル好きな自分でも、ちょっと躊躇してしまいますね。わざわざロンドンまで来て買わなくても・・・・と思うような味も素っ気もないものです。しかも微妙にジジくさいデザインが、なおさら泣かせます。これが完全にシンプルなものだったら、それはそれでカッコいいのですがなあ・・・

しかも、この紳士服売り場、泣かせます。まずギョッとするのが、商品がその辺の床に落ちているってことです。ホントはハンガーやフックにかかってるものなのですが、客が見て落としてそのままにしていくらしい。1つや2つじゃあありません。あちらこちらのコーナーでポロポロ散乱しております。しかも袋から出したものもありまして、袋のビニールっていうのかプラスチックっていうのか・・・が、そのへんに落ちてらっしゃることです。その光景たるや、売り場とは思えないほどです。
しかしそれでも、ロンドンの方々平気で商品を見ていました。もちろんちゃんと並んでる商品を、ですけどね。 誰も拾ってかけ直したりしません。店員でさえしません。も、すごい世界です。
なぜかこれは紳士用売り場だけの光景なのでありました。たまたまその時だけだったのかなあ・・・一度見てみてくださいよ、紳士服売り場を。ハロッズなんかよりもずっと、何かを考えさせられる空間なのですよ。

このマークス&スペンサーで一番いいのは、食料品売り場です。別に嫌いじゃないのだよ、ここの店は。
サンドイッチ類なんか充実してますよ。チーズとか飲み物もおもしろい。食品売り場だけはシンプルさがいい形ででています。 やっぱりここは日本人の感覚で言うとスーパーなのですね。
よく考えたら、なぜ、ヨーカ堂や長崎屋をスーパーと呼ぶのか不思議です。あれってホントはデパートって呼ぶべきものなのではないかとも思います。会社の登記上の問題でしょ?結局。

なんだか、妙に懐かしい気分にさせてくれるデパートです。食料品以外はこれといって買いたくなるようなものはありません。ああ、こんな店がロンドンのど真ん中にあってもいいのだろうか・・・・と、つくづく感慨深くなります。きっとロンドンの人たちにとって、ここがコンビニなんですよ・・・・きっと。