コメディタッチ 1990~2000  comedy

フォーウェディング four weddings and a funeral 1994英

英国コメディー映画を選ぶと必ずヒュー・グラントにあたってしまうのです。どーせだからヒューグラントの代表作を載せなきゃと思い、ノッティングヒルの恋人とどっちにするか迷いましたが、ノッティングヒルはアメリカ映画なのでこっちにしました。
話としては、どっちもよく似ている。やっぱり綺麗なアメリカ人と結ばれるのって英国男性の一つの夢なのかもね。英語は気取ってないけど高貴な感じでお勧めはできます。ただやっぱり速いよこれは。英国中流階級式の結婚式が見れるところが、興味深い点ではありますね。

ウェールズの山 the englishman who went up a hill but came down a mountain 1995英

これ、いい映画ですね。英国好きの人間がはまりそうな魅力のある映画です。思わずウェールズに行ってしまいたくなります。 測量士が主人公という地味な映画ではあります。
英語はウェールズ訛りなので、少々クセはありますが面白いアクセントだし、北部イングランドを舞台にした映画よりも聞き取りはしやすいと思います。
主人公2人はロンドンから来たという設定なので普通の英語も同時に聞けて比較できるというお得な映画です。DVDとしては、まったく省略がされていない英語字幕がすばらしい。

ブラス! brassed off! 1996英米合作

英国映画ファンの中では評判の高い映画のようです。音楽はかっこいい。炭坑閉鎖をバックとした話も深く考えさせられる。最後のシーンも音楽と合わせて感動的。
でもなぜか言われているほど自分は感動しなかったりして ・・・自分の中ではただブラスバンドの楽しさのほうが印象に残る映画でした。
英語は典型的な北部イングランド訛りです。聞きづらいものがありますけど炭坑夫はやっぱりこの訛りじゃないとだめですよね。どんなに貧しくても、音楽だけが救いになるあたりが英国的なものです。


フル・モンティ  full monty 1997英

の手の不況のなかから人生の楽しみを見つけようとする映画って、イギリスには多いですね。やや日本的なのかもしれない。不幸の中からがんばっていく・・・というストーリー展開が英国人の感動の基本のようです。日本と違うのは、そこにユーモアが加わるからなのであった。
というわけで、お上品な格式高い英語ではありませんが一般人の英語としては面白いです。
そんなに強烈な訛りの人物もいないようですし、作品としてのおもしろさも加えていいんじゃないでしょうかね。素直にいい映画だなあ・・・と思えるわけであります。

リトル・ヴォイス little voice 1998英

よくあるサクセスストーリーかと思って見てると、意外な結末に脱力してしまいますが、よく考えるとあれで良かったんだなあ・・・と納得できる話です。
とにかく彼女のステージシーンがとても良いので、それだけでもこの映画は見る価値ありそうです。実際にこの女優さんが、吹き替えなしで唄っています。
ユアン・マクレガーは、スターウォーズに大抜擢された次の作品で、この地味な役どころを引き受けています。そこが彼のいいところかもしれません。全体的にも地味に見える映画ですが、俳優は実力派でガッチリ固める。

スティル・クレイジー still crazy 1998英

元ロック・ミュージシャンの中年再結成を描いたもの。なかなか笑えるのでいいのではないでしょうか。ベーシストだけ雰囲気が違うなあ・・・と思ったら、ホントにミュージシャンだった。雰囲気が本物っぽいんだよね。さて、こういった架空ミュージシャンの映画の場合、実際やっている音楽のジャンルが、どーもつかめない。見た目はハードロックなんだが、グラムっぽかったり、R&Bだったり、バラバラ。結局、いろんな人に作曲させて、まともそうな曲をちりばめているからこうなるのかなと。ま、実際いい曲を統一性もって書けたら映画に使ったりしなで、実際にミュージシャンになるわな。
ということで、音楽映画はそういった面が難しいのではないかと思うのであった。

ウェイクアップ!ネッド waking ned 1998英仏米合作

これはアイルランドかな?宝くじが当たったショックで死んでしまった人を、村中が生きてることにして賞金を分けるといったような、とんでもない話ではあります。
そこそこいい話にはなっています。そもそも貧しい村のようですし、なにも金もらって豪遊するわけでもないですので、ま、いいかと。
DVDのパッケージが、日本と英国で激しく違うのが一番気になった。
日本版は宝くじがあたるというハチャメチャさを表に出したがっている。英国版は村を救ってくれた故友人に感謝といった雰囲気。不思議なもんですね。

スライディング・ドア sliding doors 1998英米合作

女優のほうは米国人のようですけど、あんまり違和感ありませんね。男優のほうはちょっとクセがありますが、これはこれでいいアクセントしている。
洒落たストーリー、よくある恋愛ものではありますが、ロンドンの景色もかっこよく映っております。
女性の話が、2つに分かれて展開していくのは面白いアイディアなんですけど、どうでもいいような気もする。
ノッティング・ヒル系の話が好きな人にとっては、これも楽しめるはず。

リトル・ダンサー billy elliot 2000 英仏合作

この映画の背景も炭坑夫の貧しい家庭です。好きだよねえ・・・この設定が。
映画として、面白いです。感動的であります。
全体的に炭坑夫の家庭及び地域なのでちょっと訛りはキツイかもしれない。何を言ってるのかよくわかりません。
こういった英語も間違いなくイギリス英語なのです。慣れてくると意外と魅力ある訛りをしています。
映画の内容もいいし、ああ・・良かったなあ・・と素直に見れる映画です。