マナーについて2000/03/14
海外旅行行く際に、やはりマナーの点で気を付けなきゃあなあ・・・と事前に感じていたものの、なかなかそんなこと日本じゃわからないもんで、こうなったら現地の人のマナーをじっくり観察しようじゃねえか・・・などと思って行ったのでした。

よく日本との違いで、他人に対するマナーが厳しいとか言っていますが、はたしてホントかどうか見てきました。

さてさて、譲り合いの精神からいくと、そんなに日本と違いないんじゃないですかね。特にヨーロッパなんかは・・・割り込みが無いといえば無いけど向こうの人って基本的には自分本意ですからね。たしかに ”エクスキューズミー” とかは使っているけど、日本人の場合はぶつかる前に気をつける社会だと言えますが、向こうはぶつかるまでは自分勝手、ぶつかったら、失礼!ですませちゃう社会かもしれません。

気がついたのは、ロンドンの店なんかでドアを開けた時に次の人のためにドアを支えているということ。
これは日本人でも常識的なことなんですが、日本人は知人にはそれをしますが、町中で他人には余り気を使わなかったりします。


マーブルアーチ

あと、順番待ちの列をつくるのは結構厳しくやってるみたい。

前のエッセイで、タワーレコードのレジで時間がかかったこと書きましたが、その時自分の次に待ってた若い兄ちゃんのほうが先に釣銭渡されて、その兄ちゃんは ”あれ?この人のほうが先じゃないの?・・・” というようなジェスチャーしました。

その若者はどう考えても粗雑な性格っぽいルックスだったのに、そんなこと気にするなんて、やはり順番待ちについてはかなりマナーとして定着してるんでしょうね。

あとは、英国人に限らずホテルでは、エレベーターに乗るときや階段ですれ違うときによく挨拶をされました。まったくの知らない人でも挨拶されると嬉しいので、こういうのは日本でも見習ってほしいマナーです。日本って他人には無愛想な社会だよね。

しかしですよ、悪くとれば欧米はそれだけ他人が信用できない社会であるとも言えます。
エレベーターで他人と2人きりになることが危険な社会だからこそ挨拶の習慣があるのではないでしょうか。実際挨拶した人だってこちらにはまったく関心が無さそうでしたし・・・その点日本は他人のことを無視していられるほど危険が少ないのかもしれません。

ただね、やっぱりちょっとした挨拶はホントに気分いいものですよ。もう減るもんじゃないんだから日本でもそういう習慣あったほうがいいんじゃないかなあ・・・って思います。