郵便博物館 postal museum

2017年にポスタルミュージアムがオープンしたということで、さっそく行ってみました。場所は一応ロンドン中心地ではあるんですが、ラッセルスクエアから徒歩15分キングスクロスから徒歩20分という微妙な立地です。郵便局があるというのがこの場所にある理由でしょうね。ですから地下鉄で行こうとするには多少歩くことも覚悟で行かなければなりません。バスなら近くにバス停がありそうですが、これまた微妙な立地のような気がします。場所はとてもポッシュな住宅街にあります。とても閑静な場所です。こういうところなら住んでみたいなあ・・・などと思うのでありますが、とても高級そうなので多分無理です。

ウェイマス
郵便博物館外観

ということで、自分はキングスクロスから歩いてポスタルミュージアムに向かいました。とても地味な外観ではあります。あんまり見ごたえありそうな感じにも見えないんだが、大丈夫なんだろうか。でも小さな博物館もそれなりに好きですよ。1つ1つじっくり見られるし、混んでることもなくて落ち着いて観覧できるというのもある。

当たり前ではありますが、郵便関係の歴史の展示です。ちなみに郵便というのは英国が発祥のもののようですね。やっぱり近代史の偉大な国ですよ。ほとんどの制度が英国から始まったといっても過言ではない。


内部の展示

この近辺にあるのは郵便局といっても集配所的なところなので、どちらかと言えば郵便配達の歴史に重点が置かれているような感じはあります。
展示物は多くなくともそこそこ楽しめますね。子供が来ても大丈夫な感じです。

ま、こんなもんで終わりかな、と思っていたら別館に郵便鉄道なるものが再現されているようで、向かい側にある郵便鉄道の展示館に移動しました。
ロンドンは昔、鉄道で郵便を運んでいたらしいのであった。しかも
地下です。ここで展示されているものはほんの一部の区間だけなんでしょうが、本物の当時の郵便鉄道が残っていて、運行しています。中は乗客が乗れるように改造した、ってことなんでしょうね。

郵便鉄道に乗れます

ちょっぴり小さくて狭いですが、15分程度乗車できます。このような列車で郵便物を運んでいたのかと思うと不思議ですな。今ひとつわからないのは、こんな風に地下に列車を走らせるような必要性があったのかいな、ということです。当時だって多大な費用がかかっただろうに。ま、いずれにしても、英国人、こういった列車の保存にエラく熱心でありまして、ここもそういった交通機関マニアの方にとっては必見の博物館になっています。列車は結構楽しいので、遊園地のミニ機関車的な楽しみ方でいいのではないかと思います。