デビルズダイク devil's dyke

ブライトンにもロンドンと同じように2階建ての観光バスが運行しています。ホップオン・ホップオフバスで、好きな停留所で乗車・下車できます。ブライトンには3コース運行しています。一番メインのレッドラインブライトンの中心地を主に回るルートで、ガイドオーディオも付いている人気のコースとなっているようです。1週乗り続けても1時間程度でそれほど時間もかからないので、パレスピアーからパレスピアーまで1周乗ってしまいました。


ホップオン・ホップオフバス

2日目には別ルートにも乗ってみました。ブルーラインコースタルツアーと呼ばれていてブライトンマリーナ方面を回るルートです。あんまり訪れることのない海岸沿いの住宅地や元リゾート地域を見ることができます。海岸沿いを回るだけでもとても爽快、古くからある街並みも中心地とは少し趣が違う雰囲気。なにしろブライトンの中心地はわりとポップな雰囲気がするんですけど、少し離れるとやはりそこは伝統的な英国住宅街なのであった。

最後はグリーンラインで、カントリーツアーと呼ばれています。かなり山側のほうに走っていきます。一番地味と思われるカントリーサイドのコースなのに、途中からやたらと乗客が増えてきたりする。どうやら留学生の通学コースにもなっているようで、なんだか市内の通学バスのような雰囲気になったりします。郊外のブライトンもなかなか興味深いものがあります。

ウェイマス
海まで見渡せる高台にあります

で、のどかなカントリーの狭い道を走った先にはデビルズダイクという場所があります。海岸側とはまた違った山側の避暑地といった風情です。特になにか目立ったものがあるわけでもないのですが、とても景色がいい。はるか遠くには海岸線もうっすらとみえる景勝地であります。デビルというにはあまりにものどかな感じがしてしまいますな。Dykeという言葉を調べてみても、溝・土手道などという訳が出てきてしまうわけでありますが、今一つイメージができないな。盛土が一番イメージに近いかも。


謎の廃墟があります

なんでも昔はかなり人気のあった場所らしくて、ここまでケーブルカー的な路線で昇ってこれたみたいです。謎のレンガ造りの廃墟は、その名残りなのかもしれない。

今回は頂上付近をうろうろと景色を眺めているだけでしたが、ほんとはウォーキングで谷の底のほうまで足を延ばすのがいいのかもしれない、と思う。地元民の遠足・ハイキングに絶好な場所という感じです。実際キャンピングカーも数台止まっておりましたわ。


パブが1件あるだけです

周りにあるのはホテル兼パブの建物が1件あるだけ。とても寂しい。バスも1時間に1本程度しか来ない。でもこういった何もない場所っていうのが英国人にとっての憩いの場所なのであった。