BA i-360 ba i-360
ウェイマス
i360のあるあたり

さて、前回ブライトンへ来たときと大きく変わったことといえば、BAi-360の出現ではないでしょうか。英国で一番高い動く建造物だそうです。ちなみにヨーロッパで一番高い建物は、ロンドンにあるシャードです。しかしなぜに世間の人は高い所へ昇るのであろうか。こちとら高所恐怖症気味で怖いのを忘れた振りをしつつ、せっかくですからチャレンジすることとしました。というか、このためにわざわざブライトンまで来た、と言っても過言ではない。

値段はちょっと高め。窓口通常料金で16.5ポンド。ネットで事前購入すると割引がありますし、他の観光施設との共通チケットも販売しているようです。


1階に下車、2階より乗車

チケットを購入して受付をすると、まずはありがちな写真撮影があります。最近この商法って多いですね。一応友人と一緒でしたからいいんですが、1人だとちょっと寒くなりそうな状況があります。今回は ”驚いた顔をして横を向いてくれ” というものでした。出来上がった写真を見て、ああ・・こういう合成があるのかと納得はしましたが、ま、ちょっと大きなお世話な気もする。結局、買ってしまいましたけど。


i360からの景観

いやー、ロンドンにある観覧車のロンドンアイなんかと似たような世界観がある室内なのですが、当然のことながらもっと広くて高いです。360度見渡せるガラス張りの世界は爽快であります。個人的には目まいがしそうです。しかし思った以上に高さを感ずる。一応中心部には座れるベンチがあるんだけど、子供と老人しか座っておりませんわ。途中から窓際はもう勘弁・・と思って老人シートに座らせてもらいました。なんで皆さん喜んで下を見下ろせるのかねえ。
ちなみにこのドーナツ型の乗り物は、地上よりそのまま上昇するのみで
回転はいたしません。それが唯一の救い。とは言いつつも30分程度でフライトは終了します。最後はなんだか名残惜しいような気になってしまうのであった。


ブライトンの海岸線が見渡せます

ま、ブライトンですから特に有名なものが見下ろせるわけでもなかったりします。主に海だけ。セブンシスターズのあたりが若干遠くに見えたような気はしました。しかし、特に天気のいい日はとても爽快なので、ブライトンに訪れる機会があったぜひ訪れて乗降してみましょう。火災で焼失したウエストピアーのすぐ目の前っていうのが、またいいですね。残骸の鉄骨のみが残ったピアーを最新のタワーから見下ろすのも、これまた妙な美を感ずる瞬間であったりします。

i360はもちろん万人にお勧めするブライトンの観光施設なのですが、そこまで激しい景観を必要としないような方にはヴォルク鉄道ブライトンマリーナまで足を延ばしてみるのはいかがでしょうか。


ヴォルク鉄道

ブライトンピアー近くのシーライフという水族館近くから出発します。ちなみにこの水族館は世界最古の水族館らしいです。
途中にパストンパレスという駅をはさんで終着が
ブラックロック駅。全部で15分程度の乗車となります。なんとなく遊園地の乗り物的でありますが、この列車は世界最古の電気鉄道だそうです。意外なところに世界最古があるのであった。意外じゃないのかもしれぬ。

ブライトンマリーナは、今は主にショッピングモールとなっているみたいです。とても広大な場所にちょっとしたシャレた店なんかが多いような気がします。来ている人たちなんかを見ても、わりとポッシュな雰囲気があったりします。ショッピングモールの横にはヨットハーバーなんかもあって、すっかり高級リゾートの様相。前回来たときはこんなじゃなかったのになあ・・・・寂れていくビーチリゾートが多い英国にあって、ブライトンだけはまだまだバブル感があるのでありました。