
さっそくですが、ブライトンピアーです。やっぱり台風のない国いいよなあ・・海辺にこんな施設を作っても飛ばされることはないってことですよね。ゲームセンター・カフェ・遊園地施設などなど、日本人の目からすると、ピアー上に作る必要が果たしてあるんだろうかと不思議に思ったりもしますが、ピアー上にあるのが英国人のビーチリゾート風情というものらしいです。

遊園地施設は、だんだん本格化・大型化しているようで、子供向けとは言えない感じになってきているみたい。ピアー上のボートスライディングにしても、それほど過激なものでもないんですが、すぐ外はイギリス海峡の大海原。落ちたことを考えたらそうとう怖いものがあります。ま、ふつうは考えないのかな。
妙に東洋人ばかりが乗っているのが不思議ではありました。ま、たまたま偶然かなという気もする。全体的にはまだまだブライトンは中国人観光客に占領された感じはない。あくまで、英国人のリゾートな気がします。
むしろフランス人・ドイツ人とかがツアーバスで来てたりする。フランス人って、ちょっと日本の観光地における中国人っぽい。ドイツ人は日本人っぽい感じ。時間に正確で早起きかも。
ブライトンはあまり歴史的なものを見て回る町でもないので、博物館・美術館的なものを見て回る感じではないのですが、数か所見て回る場所がありますので、見てみるといいと思う。

ロイヤル・パビリオンは必見。このインド風・中華風趣味の装飾と展示は、ちょっとしたエキゾチックな流行が過去に英国にあったことを示しているのではないでしょうか。
も、もう少しインドならインドで、中国なら中国で、ヴィクトリア調ならヴィクトリアで統一したほうがいいんじゃないかなあ・・と思うのは多分自分がアジアンだからなのかもしれない。このごちゃまぜ感覚が昔の英国貴族のおシャレアイテムというものですよ。

フィッシング博物館
海岸沿いにあるのがフィッシング博物館。とても小さな博物館で入場無料。海岸を散歩するついでに立ち寄るとよい。フィッシィングボートがでかでかと展示されているのが印象深い。
漁業というと日本がメインのような気になってしまいますが、こうやって見ると、海のあるところに漁師あり、漁業あるところに危険な歴史あり、という感じではないでしょうか。ロイヤル・パビリオンのような華々しい展示がないかわりに、そこはかとなく、ほのぼのとしてしまう博物館なのでした。

ブライトン駅の近く、鉄道のガード下にはトイ&モデル博物館があります。小さな博物館で、とても地味な場所にあるので探しづらいかも。
主に鉄道模型を中心に、英国に昔あった玩具や模型が展示されています。とてもノスタルジックなものなので、英国人の大人も見に来ていますね。ああ、これ持ってた!な〜んて反応があるわけですね。一緒に行った英国人の友人もとても懐かし気に見入っておりました。日本人的には、そんなにピンと来ない部分も多々あるのは、しかたないところ。日本にある昭和のものを集めた展示なんかも、そんな感じではないでしょうか。子供の時にあった流行などを感じ取れるの貴重な展示なのですが、その場にいなかった者にとっては、どうも郷愁の共有ができなかったりします。
とはいっても、子供のおもちゃや模型が日本と大きく変わるものではないので、ここはここで、なかなか楽しい博物館になっています。