ヨーク その1 york part 1
ウェイマス
クリフォード・タワー
ヨークは北部イングランドにある歴史深い街であります。ドラマ、ダウントン・アビーはこのヨークシャー地方を舞台にしています。町中がシティウォールで囲まれた典型的な英国城塞都市でもあります。

まずは、この町のシンボル的な存在と思われるクリフォード・タワーへと向かいました。もともとお城だったみたいですな。小高い丘の上に堂々と建っております。ここはヨーク初心者であっても見ただけで訪れなくてはならない場所に思えてしまうようなところです。ま、正直言って上に上がって内部を見た印象は、それほど大したものじゃなかったりしますが、時代が時代。千年以上前のものらしいので残っているだけでもすごいものであります。


キャッスル博物館内部

クリフォード・タワーのすぐそばにはキャッスル博物館があります。英国のお城ではお馴染みの拷問の歴史や牢屋・幽閉の展示があるんですが、なぜかこのミュージアムの一番の見どころは、カークゲイトという19世紀のヨークの商店街を再現したコーナーじゃないかと。なかなか細かく再現されています。しかし19世紀は博物館としてはそれほど古いものではないのですが、よく集めたよなあと思わせるに十分なコレクション・当時の町の再現になっています。こちとら日本人なので、あと一歩英国人が感ずるようなノスタルジーを共有できないのが残念ではあります。


シティ・ウォールからの眺め

ヨークにはシティウォールが建っていて、上の部分を歩いていくことができます。ちょっと狭いですけど落ちないようにレールもあったりしますからなかなか爽快であります。ほぼヨークを囲むよに作られていますから一周することも可能です。ただし、壁が残っていない、あるいは壊させた部分も数か所ありますので、いったん降りて、また次の壁まで歩いて行くという感じではあります。まあ、はたして全部制覇するほどのもんかどうかはちょっと疑問ではある。自分の場合は、3分の1程度で満足しました。ヨークミンスター・ヨークシャー博物館のあたりが一番混んでいたので、そのあたりが人気のルートなのではないかと思います。

ヨークのシティウォールの外側、鉄道ヨーク駅の近くに、
国立鉄道博物館があったので行ってみました。例によって子供たちも多い人気の場所のようですな。こういった交通機関の博物館はわかりやすいためかどこへ行っても混んでいることが多い。やっぱり楽しいですよね、いい大人になってもやっぱり楽しい。むしろ昔はわからなかったり、興味が持てなかったことも歳を重ねるとともに理解できてきたりするってもんで、まさに子供からお年寄りまでの展示となるのでありますよ。


鉄道博物館内の展示

てな能書きは置いときまして、おもに英国の列車が展示されているのですが、なぜか日本の新幹線が展示されています。日本以外で展示されているのはここだけらしい。異国で見る新幹線の展示はなにか不思議で、ある意味場違いな感じもします。でもうれしいですよね。英国でも高速列車のはじまりとして紹介されていました。英国の友人が一緒でしたので、客車の中にある日本語表示のプレート等について偉そうに解説したりするのであった。ほかのところに行くと英語ばかりで負けっぱなしだから、ここぞとばかりに説明したりする自分です。

屋外日には、これまた恒例のミニチュア列車が運行されています。子供たちが並んで乗っていますなあ…大人が一緒にに乗ったりもしているようなのではあるが、これはとにかく小さくて狭い。とてもじゃないが大人が1人で乗り込んでいくような雰囲気ではなかったので止めておきました。やっぱり恥を忍んで乗ればよかったかな?・・・ま、いいでしょう。あんまり遠くまで行かないみたいだから、あくまで子供用の遊園地的なものであるようです。

そのほかにも模型の列車が走っていたり、列車の部品やら看板やら古いものがいろいろ展示されています。やっぱりこういった産業革命的な展示は英国には多く保存されているようで、列車好きにとっては一度訪れてみたい場所なのではないかと思います。