まずはケント州の北部、マーゲイトというところ。海に面した町ですのでビーチがメインにあります。行ったときがたまたまそうだったのかもしれませんが、えらく遠浅です。砂浜がはるか彼方まで続いています。さすがにこの辺では海水浴客はいないようですなあ・・・・えてして英国には薄ら寒くても海水浴をしている強者がいるのが風物だったりするのですが、ここにはいないなあ。普通に服を着て海辺で海を眺めている人たちがいるだけなのであった。
町そのものは、いい感じで寂れています。ゲームセンターやフィッシュ&チップスの店が建ち並ぶ古き良き時代のビーチリゾート感がありますね。そのなかで一番のトレンディスポットがターナー現代美術館であります。 やっぱり現代美術はオシャレだもんね。現代美術を扱うだけで最先端スポットを演出できる。実際の芸術家はえてして知らないことが多い。でも、ちょっと変わっている作品を展示しただけで、何やら意味があるように感じてしまします。 こう書くと批判的のように響くかもしれませんが、そんなことはないですよ、モダンアート大好きですね。このマーゲイトにある現代美術館は、やや小ぶりな建物で展示もそれほど多くはないのですが、まあ、ケント州を車で回る機会があったら、是非訪れても、いいかなと言う気はする。(歯切れ悪し)
ドーバーからさほど遠くない海岸沿いには、ディール城・ウェルマー城という城もあります。両方とも小ぶりですかね。ディール城は古くからの城の形がそのまま残っている感じ。やや廃墟化したたたずまいが落ち着きます。この辺の城は円形が多いんですかね。
ディール城からウェルマー城まで距離にして2kmくらいではないでしょうか。海岸沿いなので悪天候の日にはお勧めしませんが、十分歩いて行ける距離ですので、へたに交通機関で迷う暇があったら歩く方がいいかも。あくまで夏に行った時の印象ですが。
ウェルマー城は近年まで住居として使用されていたらしくてさすがに内部はキレイ。展示も最近までの暮らしの様子がうかがえるものとなっています。展示としてはこちらのほうが見応えはある。訪問者もそれなりに多いようですね。
というわけで、こういったマイナーな城を訪れてみるのも面白いもんです。ドーバー城のような壮大なものはないのですが、逆に言うと、すぐに見終わるので飽きることなく見れたりします。
そんな評価でいいのだろうか。