最初はダードルドー。ネットで調べて印象的な形をした岩があったので、ぜひ訪れてみようかという気になりました。ここがたどり着くまで一番大変なところでありましたね。バスしか走っておりません。しかも午後2時頃が最終便。もう少しのところで帰れなくなるところでしたわ。今考えても恐ろしい。住宅地のない海岸で一人残されたことを考えたら、帰れたことが奇跡のようにも思えるのであった
この辺の海岸はジュラシック・コーストと呼ばれています。ジュラ紀の地層が露出していることで有名です。アンモナイトなどの化石もよく発見されるようです。
もう少し近づいてみました
この海岸はウェイマスを含めて、世界自然遺産に登録されています。そういった意味では見所満載。なぜに日本ではガイドブックで紹介すらされないのか不思議ではあります。レイク・ディストリクトに行くより自然を満喫できるところなのに。しかもロンドンからわりと近間にあるし。
たぶん、これといったアイコニックな観光地がないのが弱いのかな。日本の世界遺産で言ったら、白神山地みたいなものでしょうか。
ジュラ紀の地層といっても実際に見たら、ふ〜ん・・・で終わってしまいそうな物ではあるし、地質によっぽど興味のある人でないと、この海岸の貴重さはわかりづらいのかもしれない。
続いて行ったのはコーフェ城。コーフェカッスル村にあります。なかなか景観のいい丘の上にあって、街全体を見下ろすような城であります。外から見ているだけでもかっこいい。城自体は中身は崩壊してまして城の外壁のみ残っているような城であります。そこがまた良かったりする。
なぜかコーフェ城には観光客が結構いた。日本人もいた。多かったのは英国人とヨーロッパの人っぽい。なぜかこのような穴場観光地に行くと、ドイツ人と出くわす印象がある。ドイツ人はなかなかマニアックでありますね。
そういったマニアはさておいといて、ドーセットにおける観光客の注目の場所がコーフェ城のようです。小さい博物館なんかもあり、駅前の広場では自転車ツーリスト集団が休憩していたりする。
日本人で訪れていたのは、在英の日本人みたいな感じでしたね。意外なところで日本語が聞こえてくると、びっくりしてしまいます。そこそこ親しみももちろん湧いてくるのであった。
最後はプールという街に行ってみました。わりと小さな漁師町。行ったのも港のみ。近くの店やカフェに入ってまったりと時間を過ごしてみましたが、港にあった観光ボートが目に入ったので乗ってみました。
プールの近くにはブラウンシー島というところがあって、船から見ることができます。聞くところによると高級住宅地らしいです。とんでもなく豪華そうな大邸宅が建っておりましたわ。昔のビーチリゾートという感じなんでしょうかね。
さらに沖へと進んでいくと、オールドハリーロックという石灰岩の岩を見学することができます。写真がボケてしまっていますね。気分だけでも伝わればいいかなと思って載せてみました。
英国の海岸は南岸に石灰岩が多いようですね。ブライトンとか、セブンシスターズ、ドーバーあたりが有名です。とても印象的な岩が1本だけ立っていてとてもキレイ。ボートツアーじゃないと見られないあたりが貴重な感じがします。
このドーセット地方は上記したように、世界遺産にもなっているのに日本人観光客があまり訪れない穴場となっています。特に驚くような観光施設や観光地があるわけではないのでありますが、のんびりとした休暇を海沿いで過ごすにはとてもいいところであります。一度行ってみてはどうでしょうか。