12/31 コベントガーデン covent garden

クリスマス用オブジェ
というわけで、なにげなくそのままコベントガーデンまで歩いてくると、ああ、やっぱり冬でも大道芸やっとるわ。ま、ここはストリートパフォーマンスって言うべきでしょうね。さすがに夏みたいに数カ所でやっとる様子はない。一番メインのところだけやっております。

この辺は妙に高級な店が多かったりするんだが、マーケットはやはり庶民的なものが多い。人によりますけど、個人的にはマーケットってそれほど買いたいものがない。英国に住んでいたら、多分役に立ちそうなものもありそうだけど・・・・・・

それにしても寒いわ。英国に来てカゼをひくっていうのが一つの恒例になりつつあるなあ・・・こんなことじゃイカンのだが・・・・一度風邪気味になると、もう一つ直りが遅くなる気がする英国です。空気が乾燥しているからなあ・・・・・


それにまたまた足が痛いのが再発してしまいました!やっぱり冬用の靴を履いてきたのが間違いだった・・・・・靴選びには注意しましょうね。足が痛いと観光が台無しです。


トランスポート・ミュージアム入口
ま、足が痛いのを我慢して、次はトランスポート・ミュージアムに入ります。ここは改装されてます。前回は閉まってたんだよ・・・・・ミュージアム前にはなにやら不思議なオブジェがありますな。多分クリスマス用なんだろうけど、みんな写真撮ってるから自分もとっておきますだ。

博物館の中はさすがに改装されたとあって、しゃれた感じになっています。意外と日本人も多そうですな。やっぱり子供連れが多い。
こういった日本で言う交通記念館みたいなものって、やっぱり楽しいわ。主にロンドンの地下鉄とダブルデッカーバスの変遷の歴史を見ることができます。最初は馬車から始まるのでありますな。コベント・ガーデンに来るなら、ここは見る価値ありそうです。ただし、ここも混んでいますな。


トランスポート・ミュージアムの中
英国の友人と合流後、とりあえず夕食でもと言うことになったのだが、お互いに何を食べたらいいのか思い浮かばない。この辺では中華街っていうのが、まず思い浮かぶ選択なのだが、個人的には英国で中華はあんまり食べたくない。おいしいところもあるんだろうけど・・・ロンドンの寿司の出来映えを考えると、きっと中華も日本で食べた方がウマイようなもんじゃないかと、勝手に想像するのであった。

結局、行き当たりばったりでカフェに入りますだ。イタリアンとかがメニューにあったけど、中に入るとただのカフェですな。

出てきたスパゲッティもよく考えると、ただのミートソースでした。微妙に日本とは違う味。なんか麺がフニャフニャで柔らかいんですけど・・・・・アルデンテっていうのは存在しないのか、この国は。でも意外とクセになりそうな味ですな。

その日の夜は、ミュージカルを見ることとなってました。フェニックス・シアターで公演されている「ブラッド・ブラザーズ」を見るのだ。

フェニックス・シアター

日本のガイドブックでは、このフェニックス・シアターを扱っていないことが多く、地図にさえ載っていない、あるいは寂しい扱いされていることが多い。実際、観客に日本人はいないようでした。
作品自体はとても地味。最後がハッピー・エンディングではなくて、悲劇で終わるから、他の楽しい楽しいミュージカルとはひと味違う趣です。

でも、このミュージカルは結構お勧め。話の内容・進行がとても簡潔なものなので英語が理解できなくても話に付いていけるんじゃないかな。悲劇と言っても、話のところどころでユーモアを加えながら進行するのは他のミュージカルと同じで、小難しい雰囲気ではないので心配いらない。あまり裕福でない人たちが主人公だから、英語はちょっと訛っていますが、それを言ったらほとんどのミュージカルはそんなもんでしょう。オペラ座の怪人はどうだか知りませんが・・・・・・

この作品がどうも地味になってしまう要因としては、多分音楽が原因ではないかと思うのであった。あんまり記憶に残っていないなあ・・・音楽は。同じ曲を繰り返し使ってたような気もするし。音楽的には悲劇っていうこともあって、ちょっと弱いのかも知れない。

でもね、個人的な感想では「We Will Rock You」を見たときと比べると100倍感動したな。地味なミュージカルといった分野も興味深い。
出演者全員が歌って踊って終わるミュージカルと違って、最後は出演者が静かにお辞儀して拍手に答えるだけのエンディングも、むしろ感動的で、とても良かった。

この日は友人の家に泊めてもらいました。新年になると同時にあちこちで花火の音が聞こえるのはいつもどおりです。ああ、新年なんだなあ・・・・と思いながらも、時差ぼけだかなんだか眠気に勝てない。知らず知らずのうちに寝てたのでありました。

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