出てきたスパゲッティもよく考えると、ただのミートソースでした。微妙に日本とは違う味。なんか麺がフニャフニャで柔らかいんですけど・・・・・アルデンテっていうのは存在しないのか、この国は。でも意外とクセになりそうな味ですな。
その日の夜は、ミュージカルを見ることとなってました。フェニックス・シアターで公演されている「ブラッド・ブラザーズ」を見るのだ。
フェニックス・シアター
日本のガイドブックでは、このフェニックス・シアターを扱っていないことが多く、地図にさえ載っていない、あるいは寂しい扱いされていることが多い。実際、観客に日本人はいないようでした。
作品自体はとても地味。最後がハッピー・エンディングではなくて、悲劇で終わるから、他の楽しい楽しいミュージカルとはひと味違う趣です。
でも、このミュージカルは結構お勧め。話の内容・進行がとても簡潔なものなので英語が理解できなくても話に付いていけるんじゃないかな。悲劇と言っても、話のところどころでユーモアを加えながら進行するのは他のミュージカルと同じで、小難しい雰囲気ではないので心配いらない。あまり裕福でない人たちが主人公だから、英語はちょっと訛っていますが、それを言ったらほとんどのミュージカルはそんなもんでしょう。オペラ座の怪人はどうだか知りませんが・・・・・・
この作品がどうも地味になってしまう要因としては、多分音楽が原因ではないかと思うのであった。あんまり記憶に残っていないなあ・・・音楽は。同じ曲を繰り返し使ってたような気もするし。音楽的には悲劇っていうこともあって、ちょっと弱いのかも知れない。
でもね、個人的な感想では「We
Will Rock You」を見たときと比べると100倍感動したな。地味なミュージカルといった分野も興味深い。
出演者全員が歌って踊って終わるミュージカルと違って、最後は出演者が静かにお辞儀して拍手に答えるだけのエンディングも、むしろ感動的で、とても良かった。
この日は友人の家に泊めてもらいました。新年になると同時にあちこちで花火の音が聞こえるのはいつもどおりです。ああ、新年なんだなあ・・・・と思いながらも、時差ぼけだかなんだか眠気に勝てない。知らず知らずのうちに寝てたのでありました。
crown moran hotel 泊