カナーヴォン caenafon

カナーヴォン城
B: さあ、次はカナーヴォンです。
A: また城かよ?お前はそんなに城好きだったっけか?

B: そうでもないです。でもウェールズに来たら城は見ておいたほうがいいですよ。ほかよりもずっと程度が良いのが残ってますから。
A: そっか?

B: ええ。ここも例によってエドワード城シリーズの1つです。世界遺産にもなっていますね。
A: へえ。
B: ここも13世紀に建てられた城です。
A: はいはい。

カナーヴォン城
B: ・・・・・・・・エドワードシリーズの中でも最大の拠点となる城だったようです。実際、広かったです。
A: ふーん。
B: 言ってみれば、ウェールズの王子がイングランドの国王になるという、不思議な風習の拠点なんですよ。
A: ・・・・・・・・・

B: 寝ないでください!・・・・・プリンス・オブ・ウェールズはここで発祥したのですよ。
A: ・・・・・・・・
B: 紅茶の銘柄じゃないよ!なんてね?・・・・
A: ・・・・・・・・・・・・

B: ま、いいでしょう・・・・・・ただ、たしかにウェールズに来たら城は見ておいたほうがイイとは思います。ただしなにせ同じ国王の趣味で造られたものなので、どこも同じ感じではあります。だから全部の城を見て回るよりも、1つか2つの城を重点的に見るほうが効率的だとは思いました。

このような細い階段が多い
A: ・・・・・・・・・・・・・・・
B: こ、個人的には、コンウィ城のほうが印象強かったです。今回行きませんでしたけど、もう少し南にハーレク城があって、そっちは丘の上にあるんですよね。カナーヴォン城よりもそっちがいいかもしれません。

A: ・・・・・・・・・・・・
B: カナーヴォン城は高いところに通路が多くて、高所恐怖症の方にはちょっと注意が必要です。
A: ・・・・・・・・・・・・
B: とにかく広くて全部回るには迷子になりそうな勢いがありましたね。あと、城の近くにはカナーヴォンの町があって、夕食はパブに入ってみました。
A: どうだった?
B: 起きましたかね・・・・・・結構良かったですよ、ウェールズのパブは。あんまりオシャレなパブはなかったですけど、食事をするにはウェールズのパブはウマイです。

A: ウェールズの食べ物って何かあるのか?
B: あるんでしょうけど、自分はここでメニューにウェールズパイの文字を見つけて、さっそく試してみました。
A: パイ?どんなんだ?
B: てっきり、パイ生地の上になにか、こってりクドいものがのってるんだろうなあ・・・・・と思っていたんですが、パイ生地なんてどこにも見あたらない、不思議な食べ物でした。
A: うまいのか?
城はセイオント河沿い

B: ええ、おいしかったですよ。肉がメインでしたね。そういえば何かに巻かさっていたかもしれません。・・・・あれが、パイかなあ・・・・
A: ちゃんと見て食え・・・・ロンドンの食べ物との違いはあるんか?
B: 実は、あんまり感じなかった。残念ですけど、やっぱりどこも文化は均一化しているんじゃないかなあ・・・・・・日本でもそうですよね。
A: そうか?それじゃ、わざわざウェールズまで行く必要ねえんじゃねーのか?
B: そんなことはないですよ。ウェールズはやっぱりウェールズですしね。
A: それじゃあ説明になっておらん。
B: やっぱり文化はイングランド化してきてるとはいえ、彼らはイングランドにあこがれている訳ではないんですよ。しっかり自分たちの文化を守ろうとはしていますね。どっか田舎っぽい文化も残っていますしね。
A: いきなり文化を語り出す奴っちゃなあ・・・・・・食べ物の違いを聞いただけなのによ。
B: ・・・・・・・・・ビールはギネスがおいしかったですよ。
A: ギネスって、アイルランドのビールじゃねえのか?
B: ・・・・・・・・そ、そうでした。


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