コンウィ conwy
A: もう、どこがどこだかわかんねーな。コンウィって。
B: スランデュドノから近いですね。北ウエールズの海岸沿いにあります。
A: で?ここには何があるんだ?
B: まずはガイドブック等でもお馴染みの、英国で一番小さな家がこれです。


英国最小の家

A: これって、赤い家の部分だけってことか?
B: そうです。狭そうですよね。残念ながら中は見ませんでしたけど、一応2階建てになっています。
A: 2階建てにするくらいなら、横に広くすりゃあいいのにな。
B: 確かに。でも、そこが英国人のこだわりと言いますか、ベッドルームはあくまで2階に・・・ってことでしょう。
A: 誰か住んでいるんか?
B: 今はいないようですよ。住んでたのは19世紀くらいまでです。現在は観光名所として公開されていますね、入場料が1ポンドですけど。
A: だから中に入らなかったのか?セコいやっちゃな。
B: 訪れたのが朝9時半くらいでしたからね。10時からオープンのようでした。
A: 30分くらい待てんのか?
B: いろいろ回ってみる予定でしたので、そこまで待つもんでもないでしょう、ここは。

A: じゃ、このあとはどこに行ったわけ?
B: この町は城壁がかなり残ってますね。 壁の上をずーっと歩いて回っていけます。

町中の城壁
A: 城壁ってなんのためにあるんだ?
B: もともと軍事拠点みたいな町のようですよ。イングランドよりもウェールズのほうが侵略の歴史が色濃いですね。しかもいい状態で残っているようですね。
A: 歩いたわけ?
B: もちろんですよ!・・・ちなみにコンウィ城も10時から公開していて、その間の時間つぶしの目的もあったんですけど・・・
A: じゃあ、世界最小の家の中も入りゃあよかったんじゃねーの?
B: もうそれは、いいんですって!・・・・・ちなみに世界最小ではありません。英国最小です。
A: あ?そう。・・・・てゆーことは、世界最小はどこにあるんだ?
B: 知りません。・・・・・・日本だったりして。
A: ホントかよ?
B: 知りませんって。・・・・・・さあコンウィ城ですよ。


コンウィ城

A: なんかキタねー城だな。腐ってねーか?
B: そりゃあ、古いですからね。こっちは13世紀のことです。
A: これも写真写りワリーな。
B: そ、そうですか?・・・・・そうかも知れません。とにかく広くて、全体を写せないのですよ。
A: 中には部屋もあるのか?
B: ありますね。でも印象に残っているのはグレートホールっていう宴会場と、敵を落とす罠の部屋ですけど。
A: 罠?
B: そう・・・・・走っていくとそのまま出口のない部屋に落ちるんです。
A: そのまま出れないわけ?
B: 多分そうだと思います。とにかくここは13世紀の城としては保存がいいんですよ。映画やアニメの世界でしか見られないような、西欧のお城って感じです。イングランドよりもお城はすごかったですね、ウェールズって。


コンウィ城からコンウィ河への吊り橋
A: ほう・・・・なんなのこの橋は。
B: 吊り橋です。城から河を渡ってつながっています。
A: これも、アングルミスじゃねーか。
B: もういいですって・・・・・ここまで変なアングルだと芸術的にさえ見えますよね。
A: あんまり見えねーよ。
B: とにかく城を建てた、エドワード1世は水辺が好きみたいですね。河や湖沿いに景観のいい城を建てたがったみたい。
その発想たるや、ロード・オブ・ザ・リングに出てくる城とか、ハリーポッターの学校に近い発想がありますね。
A: それは映画のほうが真似したんだろ?普通そう考えるだろ?
B: や、たまたま映画見たほうが先だったんで、こっちのほうがパクリっぽく見えてしまいました。
A: ルイ1世が聞いたら泣いてるぞ!B: ・・・・・・・・・・エドワードですよ・・・・・

best western imperial hotel, llandudno 泊