でもテイト・モダーンの入り口って、これっていったい何?ぜんぜん華やかさなしだぞ。看板すらねえじゃねえか・・・・・
しかし混んでますねえ・・・美術館の中じゃあ一番注目度が高そうですね。モダーン・アートってそんなに人気あったか?わかるんですか、君たち?・・・・・・自分もようわかりまへんですけど・・・・わからないものに意味を見いだしつつある今日この頃なのであった。
あ、そうだ!この建物って、元は発電所だったって聞いたぞ!たしかになにか物々しい感じはするなあ・・・・・色気ないし・・・・そこもまたモダーン・アートなのであるのだよねえ・・・
わ!なんだか知らんが、メチャ混み!ぞろぞろいるわいるわ・・・・・この時期って想像以上に観光客が多そう・・・・ヨーロッパからだったら近いしねえ・・・・フランス人種も多そうなのじゃ!
タービン・ホール
最初になんだかぼんやりした光のなかを入っていくと広いホールになっている。これが改装中だったタービン・ホールでっか?なんか霧がかかっているぞ!靄じゃ!煙じゃ!火事じゃあ〜!・・・・・・・・といった自分のパニックをよそに皆冷静。あ、これって・・・・展示物でっか?
巨大なホールのなかに、半円のオレンジ色の光。ぶ、ぶ、ぶ、不気味じゃ・・・・
どうやらあれは太陽を意味しているもんなのでありましょうか。自然物をホールに建築したアートらしいな・・・・ああ、いかんいかん、あんまり意見を考えちゃあ、モダーン・アートはつまらい。
それにしても天井が鏡張りになっているのが、スゲ〜・・・・太陽の半円もちゃんとした円に見えるようになっている・・・・・
鏡に映った自分の姿を見たいためかなんだか、みんな床に寝転がって上を見てらっしゃる〜・・・・・あ、アホかこいつらは・・・・・・と言いつつも、やっぱり自分も寝転がって、はるか上空にある、自分の姿を見上げるのであった。
モダーン・アートってだから好きです。作成者の才能よりも、見ている人がどう考えるかのほうが重要のような気がする。
さて、このままじゃここで寝てしまいそうなので、ほかの展示物へと移動じゃ!ここも想像以上に充実した展示されておるぞい。ひととおり中を見て回ることにした。
中にはどうでもいいものもあるけど、やっぱりモダーン・アートってわけがわからなくて、いい!どうでも良さそうなものは、ぱっぱと通り過ぎ、気になるものの前では思わず立ち止まるのであった。
どうやら自分は前衛的な絵画や抽象画なんかよりも、オブジェっぽいもののほうが好きなようですな。なんかこう・・・・・痛がゆい感じなんですよねえ・・・・わかってもらえるかなあ・・・・精神的にサディスティックな表現に見えてしまうんですけど・・・・さっぱりわけがわからんのですが、何か自分の見えない一面、忘れかけていた一面にグサッとうったえかけてくるような感じ。ちょっとショッキングな居心地の悪さを感じてしまうあたりが好きなんですよねえ・・・・変態でっかね。
お!アンディ・ウォホールのコーナーがあった。プレスリー・・・・モンロー・・とおなじみの同じ形を繰り返す作風は興味深いですなあ・・・・まさに本物のウォホール作品じゃん。思ったほど作品が多く展示されていないのがちょっと残念。
というあたりで、いい時間になったので1階のカフェに行きませう。
セントポール大聖堂から見たテイト・モダーン
うわ〜混んでいる・・・・並んどる・・・・でも、せっかくだから並ぶ。カフェも大人気じゃん。
メニューもわけがわからんので、ハドック&チップスにしましょう・・・・・何なんだろうなあ・・・・ハドックって・・・・わけのわからんゲテモノだったらどないしましょう・・・・
あ・・・・フィッシュ&チップスじゃん。ハドック?・・・・・・・タラでしたっけ?・・・・・・でも、これウマイよ!最高にうまい。今回は食事には恵まれてるなあ・・・・・しゃれたフィッシュ&チップスといった感じ。
ま、値段もそれなりに、いいお値段してますね。ただのカフェと思ったら大間違い。ロンドンのおしゃれなレストランの最先端なのであった。
ついでに、デザートまで食いました。
ウマイよなあ。ほんとに最近のロンドンはウマイと思うんだけどなあ。
そう思わない人も多いんだろうなあ・・・・でもこのテート・モダンに限らず、美術館・博物館・劇場にできた最近のカフェはお勧めっすね、どこもシャレてて、ウマイとこが多いっすよね。雰囲気もいいし。
ありゃ!隣に座っているフランス人老夫婦がしきりにこっちを気にしてらっしゃる〜!なんか変ですかね、自分って・・・・・・・やっぱりデザートはやりすぎでしたかね?もしかして食い過ぎ?
ま、いいや。自分ではもう大満足なんすから、この辺でテート・モダーンは出ることにしときまっせ。