12/29 王の帰還編 the return of the king
どうも時差ボケしたみたいだ・・・・今日は朝5時に目が覚めてしまった。でも、早起きに時差ボケするなら、ま、いいか・・・しかしそれにしても外は暗い。しかも雨じゃ〜・・・

初日の朝食は緊張するなあ・・お!意外と人がいるじゃねえか・・・この辺のB&Bはシングルの部屋が上階に、ダブル以上は下のほうにあるみたいだな・・食事の部屋も結構混んでるぞ。

やっぱりイングリッシュ・ブレックファーストはええなあ・・・このB&Bの朝食はベイクト・ビーンズが付いていますね。ベイクト・ビーンズってちょっとゲロっぽい・・・・フォークがなくて困っていたら、向かえに座っていた人が隣からフォークを取ってくれた。ああ、ありがとう。イギリス人っぽいけど・・・やっぱり優しいなあ・・・・いい人も多いのだよ。

ということで、雨になんか負けてられっかい!いざ、ロンドン観光へと向かうのだ!

さっそくマダムタッソーへ到着だ!やっぱり9時台だとまだ空いています。なぜ今までここに来なかったかというと、行列に辟易してしまったからであった。あと・・・・べつにロウ人形見たってなあ・・という気持ちもあったのも確か。


マダム・タッソー・・・・・蝋人形です

でも、たしかにここは見応えはあるかもしれないあな。いろいろ角界の有名人が揃ってるし。
マダムタッソーに展示されると一流の有名人、っていう雰囲気があるのもまたいいですよね。スパイスガールズなんて展示されないわけです。そのへんがただ単に人気がある人を作りゃあいいという発想とは違うこだわりを感ずるわけであった。

牢獄や拷問をあつかったコーナーもあって、そっちはちょっと怖い。ギロチンが落ちてくるように錯覚するゲートがあったりした。
そのあと、ロンドンタクシーの形の乗り物に乗ってロンドンの歴史を味わえるコーナーをみた。

やっぱり、意外とここは充実しているな・・・・もっと早く見れば良かった。

歴史っていっても、さっぱり意味がわからんかったけど・・・・日本語を選べばよかったかも・・・

続いてはシャーロックホームズ博物館へと雨降りの中歩く。意外と小さくて分かりづらい。中もショップが中心で展示品はどうってこと無いなあ・・・・ここは、ホントのファンが行ってこそ楽しめるとこかも・・・それにしてもいやにアジア系の観光客の多いこと・・・・妙に日本人密度の高い博物館でありました。

で、そろそろメール友達に電話でもすっかなあ・・・と思ってそのままマリンボーンロードを歩いていくが、公衆電話ってないなあ・・・・雨の降るなか、どんどん歩いていく・・・観光客なんてぜんぜん歩いておらんぞ。でも歩くのは結構楽しい。なにげないロンドン市内を歩くのってスゲー幸せ。 あ、あった!と思ってさっそく、しぶしぶと電話をかけるのであった。電話に出たのは多分、彼の母親。

自分: ○○っていうものですけど・・・××さんいますか?
母上: おお!あなた大丈夫?
自分: (・・・・大丈夫っていっても、何が大丈夫かわからんが、多分心配してくれてるんだろう・・・・) おーらい!おーらい!
母上: ××は今、教会に行っていていないのよ。あと1時間半くらいで帰ってくるけど・・・
自分: OK・・・・I'll call back later.
母上: 
こ〜る・ばっく!?・・・・
自分: (・・・・ああ、やってしまった!・・・・コールバックじゃねえよな、自分からかけておいて・・・・えっと・・何て言うんだっけ・・・・わ!相手は話している〜・・・気を抜いてたらぜんぜん話がわからねえ・・・・ぎゃ〜もう聞き取りできない・・・・!そんなに話さないでくらはーい!わー!??????げげ・・・・・・!) オーケー・・・・バーイ!・・・・・・

・・・・・・・はたして良かったのかこれで・・・・・・でも、一応話は通じたみたいだから、ま、いっか。あの母上の英語、かなりきれいな発音していた。ちゃんとした家庭のような気がする。それに本人は教会に行ってるって言うし・・・・そっか、今日は日曜日か・・・まさかクリスチャンに殺されることはないだろう・・・とりあえず一安心。


でも、またあとで電話かけなきゃなんねーな・・・・ああ、はやくこのプレッシャーから解放されたい・・・・・

セントパンクラス駅前
てなこと言うまもなく、そのままセントパンクラス駅を見に行った。博物館とかがあるわけでなく、ただ駅の建物を見に行っただけ。
でも、この駅は見たかったんだよなあ・・・すごい駅だよな・・・まるでビックベン縮小版のようだ・・・・・しかし雨の中見てるのはちと悲しい。

そのまま、今度は大英博物館まで歩いていった。近くまで来たら、やっと観光客が増えてきたなあ・・・・セントパンクラスのあたりはすごい寂しかったのに・・・この辺は賑やか。

ありゃ、早くも腹が空いてきた・・・朝食たっぷり食ったのに・・・
ということで、博物館前のホットドックを買うのであった。
うまい〜こういうチープな食べ物ってロンドンだとどうしてこんなにうまいんだろ。

大英博物館は吹き抜けのグレートコートが新設されて、かなり内部はかっこよくなったな・・どっちかっていうと、カフェ類が充実したような気がするぞ。でも、記憶にあったほど中の展示物は多くないような気が今回はした。小さくなりましたかね。そんなわきゃねーな。多分見逃してるんだろーな。ああ、今回も日本コーナーは閉鎖中であった。

で、2時間たったので再度電話をする。会話内容は省略しておくけど、さっき以上にボロボロ!もう何言ってるんだか自分でもわけがわからん・・・・わからなすぎて、もう覚えてませーん。だから書けましぇーん。
とりあえず明後日は朝9時半に地下鉄ピカデリーラインのオークウッド駅で待ち合わせることで決定。それさえわかりゃあまあいいか。それにしても一方的に話されたなあ・・・・・彼もわりとプレーンな発音のようですが・・・・・・

大英博物館を出てから南下してフォイルズという書店に入った。この辺は書店がやけに多い。学生街なんでしょうね。でも、そろそろ暗くなってきたから地下鉄乗っちゃおう・・・レスタースクエアからウォタールーまで乗る。

そのまま今度はヘイワードギャラリーへと入った。ん〜む、こういう予感はしていたのだが・・・・やはり前衛作品なのか・・・・・・どうやら心理的恐怖を題材とした映像が中心の展示のようだ。スクリーンにはエクソシストともう一つ古い恐怖映画を同時に重ねて写しだされている・・・・な、難解じゃ!でも、途中でわかってきた・・・こういう作品は理解をしようとするとつまらねーのだ。今回の展示でいえば、自分の中にある恐怖感を思い起こさせるかっていうことなのだな・・・・・・実際見ているうちに不快感を感じてきたぞ! ということはアーティスト側の意図は成功してるってことなんだろうか・・・・でも、やっぱりもう出よ。

今日はロイヤルフェスティバルホールでコンサートを見るのだ!でも考えたらまだ5時じゃねーか。開演が7時半だぞ。とりあえずチケットボックスへ行ってチケットを受け取った。インターネット予約も意外とうまくいくのだ。


中のカフェでサンドイッチとショートブレッドを食べる。ま、満足。でも、まだまだ時間あるなあ・・・・・・
そ、そうだ!ロンドンアイに乗ってロンドン夜景を見に行こう!今日はいろいろ目白押しなのだぞ。


ロンドン・アイから見た、夜景のビックベン
夜に歩くのは物騒なのかと思ったら、この辺は観光客がゾロゾロ歩いていてぜんぜん大丈夫。
チケット売り場は列ができていて、こりゃどうなるもんかいな・・・と思ったけど、チケット買って乗り場に行くとすぐ乗れた。
夜景のロンドンは初めて。
ほう!こんな風に見えるんかいな・・・・雨の中だけど、やっぱりいいです。あんまり有名な建物はよくわからないのだけど、セント・ポールとビックベンははっきり見える。特にビックベンはさすがにライトアップされていてゴージャスでっせ。ああ、満足ですな。

ここでまたロイヤル・フェスティバル・ホールに戻って、ちょっとCDコーナーや売店で時間つぶしをした後に、さっそくホールへ行く。

わりと後ろの席だけど、いいのだべつに・・・・周りにあんまり人が座っていないからかえって気楽。
日本ではクラシックのコンサートなどあんまり・・・というか、ぜんぜん見ないんだけど、ロンドンへ来ると見てしまいますな。今回はシュトラウス楽団のようです。その名のとおりJ・シュトラウスの曲がほとんどで、軽快な感じです。短い曲がほとんどで初心者でも楽しめるのであった。
朝早く起きたから、ちょっと眠気を誘うこともあっったが、こりゃいいコンサートですよ。でも、わざわざスーツを着てくることもなかったかな・・・・ちょっと悩むところだよな・・・・カジュアルでもぜんぜんかまわんみたいだぞ・・・・でも男性はジャケットは着ていくっていうのが、一応スタンダードのようだ。ネクタイまではいらんかったかも・・・・

今日はほんとにあわただしく回ったなあ・・・でも、満足じゃ。エンバンクメントまで歩いて地下鉄に乗る。中で酒飲んで騒いでいる若者がおった。サッカー観戦の帰りのようだな・・・あ、歌、歌い出したぞ!手拍子つきで・・・やっぱりちょっと迷惑っぽいのはロンドンでも同じなのであった。

どこが王の帰還編なんだか、さっぱりわからんな、こりゃ。でも、ロンドンへ帰ってきたっていうことで無事に観光初日は充実したうちに終わったのでした。

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