1/20 ツェルマット zermatt
この日は、海外のホテルでの初めての朝食を緊張して出向きましたが、なんとかクリアー。
最初となりの老夫婦が”なに、あの人?”と言わんばかりの視線を、こちらにむけていたのですが、こちらがまともに食っていたら安心したらしく、気にしなくなったみたい。ジュネーブの人は完全にフランス的な感じ。でもパンはおいしかったよ。
ビュッフェスタイルなのでもっと食べれたのですが、緊張感とやっぱり警戒的な視線に負けて食えんかった。

本日はあの怖い受け付けオヤジもいないのでホッと一安心。
感じよさそうなお兄ちゃんがチェックアウトしてくれたので、こちらもご迷惑かけました ・・・という意味を含めて "
Thank you so much!" などと言ってみる。
出口のドアをわざわざ開けてくれたから、まずまず好印象にはなったのかな?

そういえば、時差ぼけってまったくなかったな。昨夜早く寝たせいでこの日は朝6時に起きた。飛行機で寝ない・・・っていうのも時差ぼけ対策にはいいかもよ。万人向きじゃないと思うけど。

さて今回の旅行の最大の難関と思っていた、ツェルマットまでの列車乗り換えが待ち受ける
コルナバン駅へ。
昼間見るとジュネーブの街もいいですね。街の景観が全然日本とは違う。
ほんとは、時間があったからジュネーブの街中見ようと思ったのだけど、やっぱり想像したよりも閉鎖的なスイスの雰囲気に疲れてきて、駅の周りをブラブラしただけで止めた。

駅の切符売り場で切符を買うんだけど、ほんとああいうとこで日本人に慣れてるんだか、ちょっとうんざりした顔で聞かれると困りますね。 一応通じたけど・・・・・。
でもこっちは1等車って言ったんだけど、2等切符。
ああ、そうですよ、どうせ1等車には似つかわしくない人材ですよ私は・・・結果的には2等車で十分だったんですけどね。


途中のモントルーの駅

なかなか列車は軽快。外に見えるレマン湖も美しい。やっと旅らしくなってきたなあ・・・

しかしスイスの人は、やっぱり東洋人が1人で列車に乗ってると奇妙らしくて、ジロジロと見る人が結構多い。
スイスって日本人あんまり来てなかったっけ? いるよな・・・

ま、確かにスキーに行くのに、1人で列車はいないような気がする。で、でもさ雪ないな、この辺は。
北海道よりも雪が積もってねーぞ。

と思って
モントルーを過ぎ、ローザンヌを過ぎ、シオンを過ぎ、どんどん人が降りていく。とうとう山の中へと向かっていくのであった。明らかに気温が下がっていっている。
途中の
ビスプというとこで乗り換え。乗り換えの看板出ててすぐわかった。このあたりで乗り物に対する不安はなくなってくる。
氷河列車は速度は遅い。崖っぷちを走行してるのでなんか怖いぞ。でも気分はばっちり。おお、アルプスだぞー。さすがに山の峰が急だ。日本とは山の盛り上がり方が違うように思える。やっぱりスイスってスイスなのであった。

てな事を思っているうちに、意外と時間が短く感じてしまった。


ホテルから見えるマッターホルン
列車は無事にツェルマットへと到着。
ああ、想像どおりの石畳。古い木造カントリーハウス風の建物じゃ。

ホテルもすぐわかった。ホテルの姉ちゃんも感じのいい美形。部屋はバルコニー付きの景観十分の部屋。ああ、よかった。この時点でやっと海外旅行に来て良かった・・・・などと涙ながらにホッとするのであった。

ホテルの部屋からは左のような
マッターホルンがばっちり見える。ああ、ホント,、最高! あれって本物か?
工事中のクレーンが邪魔だ。

着いたのは午後2時半ころだったので街中をうろついてみる。
のんびりしたいい街です。スイスってもしかして、すんごい安全なとこなんじゃなかろうか・・・と思って安心する。

ホテルに帰ってのんびりしてると夜8時ころに、なぜか鍵かけている部屋を開ける音がして驚く。入浴中だったもんで誰だかわからん。うへー、なんじゃそりゃ。やっぱ怖いよ、海外は。


ホテルの室内

そのうちまた今度は部屋をノックして、鍵を開ける音がするので出てみると、女性がいて、なにか話し掛けられるんだけどさっぱりわからん。フランス語じゃわからんって。
そのうち相手が、”Can you speak English?”と言ったので”Yes”といったものの相手のイントネーションがフランス語ぽくてさっぱり聞き取れへん。

そのうち相手は”OK!No problem ”などと言って帰っていった ・・・・・あ、あんたは”
のーぷろぶれむ”かもしれんがなあ、こっちはいきなり知らない人間に部屋の鍵開けられて、”びーっく・ぷろぶれむ”じゃー。

どうしてこう毎日いやな思いをしながら眠らなきゃならんのじゃ。
ま、いいや。明日から本格的にスキーなのでもう寝るわ。


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