英国人の子供好き動物好きについて2000/02/26
あんまりイギリスのことを褒めてばっかりでもナンなんで、今回はちょっと疑問を呈したいと思います。

このことを書くきっかけとなったのは、ある本で外国でのレディファーストに対する日本人女性の対応についての文を読んだことです。


ニューイヤーパレードの様子

日本人女性は遠慮してエレベーターなどで先に入らない・・・だから外人男性は困っているのだと。
だったらその男が先に入りゃあいいいんじゃないか?とお思いでしょうが、その外国人男性はそれはできないんだと。
なぜなら、自分が周りからヒドイ人間だと思われるのがイヤだからなのであった。

だからさあ、レディ・ファーストって言っても、女性に対する優しい気持ちが根底にあるかというと実はそうでもなくて、慣習的なマナーとなってる部分も多いと思ったわけです。

それをしないと、社会的なルールを守れない人間と思われてしまうのでやってるのではないかと・・・

さて、イギリス人のなにが関係あるのかというと、たとえば公衆の場で子供を見かけたときのイギリス人の反応がどうも画一的な気がしたのですよ。

フォートナムメイソンで、ある日本人夫婦が赤ちゃん連れで買い物をしていました。
それを通りかかったイギリス人は、やや微笑みながらじっと子供を見つめて、目配せしていたんですよ。
これだけ見ると、子供に優しい国民性なんだなあ・・・と思いますが、これとおんなじ風景をいろんなんところで見るんですよ。みんなおんなじようにじっと見つめています。

つまり!子供を見かけたら優しい表情で見つめて、子供好きな態度をとるマナーが訓練された社会のような気がしてしまったのでした。
その証拠に、実際の家庭でのイギリス人の子育てって、わりと人任せでぞんざいらしいじゃないですか。
動物好きっていうのも実は怪しいぞ。紳士は動物好きっていう訓練はきっと潜在的にされているような気がします。

だからといって、彼らが子供や動物が嫌いというわけではないですがね・・・・